猫が好き!


 けれど少しも反撃できなかったのは悔しいので、せめて態度で反撃する。


「おまえが一番危険だという事はわかったから、明日はやっぱり一人で行く。ついて来るな」
「え? そんなぁ」


 残念そうに言いながらも、シンヤの声はなんだか嬉しそうだ。


「御主人様の命令じゃ仕方ないな。おとなしく家で”待て”してるよ」


 そう言ってシンヤは、一層真純を抱きしめた。

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