海辺で恋するシンデレラ
二度と会う事は、ない?
そんな言葉を不思議に思い、声を掛けた。
「あの・・・橘さんは、これからどうするんですか?」
「ふっ・・・心配してくれるんだ。でも、自分の心配をした方が良いと思うよ。」
「え?」
不思議に思い、首を傾げていると
「神崎。アイツと、まだ付き合ってるんだろう?」
橘さんは私に向き直した。
無言で頷くと、真面目な顔で言葉をつづけた。
付き合ってちゃいけない理由があるんだろうか?
「アイツ、婚約者がいるみたいだぞ。夕方、ココに来たら綺麗な女性に声掛けられて、お前の事聞かれたから・・・」
「う、そ。」
確かに、夕方ここで橘さんの姿を見かけたけど
女性なんてその時に居なかったのに――――――
そんなことより、波瑠さんに婚約者がいた?
そっちの方が重大な事で・・・
私を騙してた?
まさか、波瑠さんに限って―――――