海辺で恋するシンデレラ
「エンゲージリング。どうやって渡そうか考えてたんだけど、これが一番驚くかなって。」
エンゲージリング・・・婚約指輪。
波のように、捻りが加えられた綺麗な曲線の指輪の中に
小さなダイヤモンドが、桜の花の様な形で3つ輝いている。
「綺麗・・・」
「良かった。気に入ってくれた?これ、俺の名前の“波”と海桜の“桜”をイメージして作って貰ったんだ。」
作って貰ったって・・・オーダーメイド?!
「高かったんだじゃ・・・」
「大したことないよ。結婚指輪は、一緒に買いに行こう。」
「波瑠さん。本当に私でいいの?私、波瑠さんに何もしてあげられないよ?」
「ふふっ。海桜は、俺の傍で笑っていて。それで、ずっと俺を愛していて。それだけで、俺は何倍にも強くなれる。頑張れるから。」