海辺で恋するシンデレラ

そして、あっという間に

リニューアルオープンの日を迎えた。


この店が、開店してくれる事を

望んでいた人が、思いのほか沢山いたみたいで

オープンしてから、暫くは

人が絶えず、嬉しい悲鳴を私達は上げた。


波瑠の友人やダイビング仲間も来てくれたり

お父様やお母様もお祝いに駆けつけてくれた。




そして、3月。

8日から9日変わった瞬間。


「誕生日おめでとう。海桜。」

「ありがとう。」


波瑠が、kissをくれた。


「ね、籍だけでも先に入れよっか。」

「え?」

「まだ店も忙しいし、なかなか結婚式も挙げられないから。ダメ?早く俺だけのものになって欲しいんだ。」



こうして、私が25歳を迎えた日。

私は、神崎海桜から藤堂海桜になった。





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