海辺で恋するシンデレラ

ふと、頭を触っていた大きな手がするりと落ちて肩におちて

藤堂さんの頭が反対側の肩にもたれ掛かって来た。


「え?あの・・・と、藤堂さん?」


えっと、なに?何が起きてるの?

藤堂さんからの返事はない。


半ばパニックになりながらも、動けずにいると

スースーと気持ち良さそうな寝息が聞こえてきた。


あ・・・寝ちゃったんだ。


安心したと同時に、落胆している自分に気が付いて

顔が熱くなる。



結局、藤堂さんが起きたのは、それから2時間くらいしてから。

私は起こすことなく、ただ寝やすいように膝枕をしていた。


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