海辺で恋するシンデレラ
「こいつ、ヤらしてくれないですよ。ヤれない女に、用はないから。」
ヤれないって・・・コイツ、何言ってるんだ。
「ヤる、ヤらないじゃなくて。海桜ちゃんは、物じゃないんだぞ?ちゃんと心をもった人間なんだ・・・あんた最低だな。」
こんな奴、話しても無駄だ。放っておこう。
それより、海桜ちゃんの身体の事が心配だ。
海桜ちゃんに駆け寄り手を握る。
虚ろな目に俺が映る。
「お、とうさん・・・」
そういうと、俺に倒れ込むように意識を失った。
俺の腕の中で、ぐったりとしている彼女。
「っ・・・海桜ちゃん?!」
記憶喪失で、まだ心と体が万全ではないはずなのに・・・こんな事って。