海辺で恋するシンデレラ

そうして俺達は、海桜が料理を作るという事で

帰りに、スーパーに寄って買い物をした。


女の子と、一緒に買い物って久しぶりだ。

しかも晩御飯に使う食材を買うなんて、初めてかもしれない。


「ねぇ、波瑠さん。冷蔵庫に何があるの?卵は?調味料はある?」


野菜コーナーを歩きながら、聞いてくる。


「ん~。調味料は一式揃ってるみたいだぞ。冷蔵庫の中は・・・水とビール。」


確か、夏生がこの前一式置いていった事を思い出した。

『お前。良く生きてんな・・・』なんて悪態付きながら。


「お水とビール・・・なのに、なんで調味料はあるの?」


なんだか、誤解させたか?白い目で睨んでるし・・

ここは、ちゃんと説明しとかないと。


「夏生が、たまに部屋に遊びに来るんだよ。んで、アイツが時々料理していくの。だから、アイツが勝手に置いていったんだよ。」


信じてくれなかったら、どうしよう。

なんて思いながら海桜の顔色をうかがう。

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