海辺で恋するシンデレラ
「ふ~ん・・・ねぇ。玉ねぎ好き?」
玉葱を手に微笑む海桜。
笑顔は可愛いのに・・・何故だろう。
この時の笑顔は、凄く怖いと内心震えた・・・。
それからは、何事もなく
無事に買い物を終え、俺のマンションに辿り着いた。
「おじゃましま~す」
遠慮がちに部屋に入って来る。
俺の部屋は、マンションの15階にある。
以前叔父が使っていたもので
今はもう必要ないからと、俺が貰ったものだ。
3LDKだから、1人暮らしには広い部屋。
ま、使ってるのは殆どリビングと寝室。
この2部屋だけど――――――――
「ねぇ。波瑠さんって、もしかしてお金持ち?」
「いや、そうでもないと思うけど?」
以前、名刺を渡しているし、気が付いていると思ったけど
そうでもなかったみたいだ。