海辺で恋するシンデレラ
「帰したく無くなった。泊まっていって海桜・・・」
そう言いながら、kissを繰り返す波瑠さん。
「は、い・・・ぁん・・」
息が上手く吸えなくて、だんだんボーッとしてきた。
彼のシャツをギュッと握ると、唇を離してくれて思い切り息を吸い込む。
「はぁ~・・・かわいい、海桜。」
チュッと軽く額に唇を付けた。
「さぁ、お風呂入っておいで。」
kissの余韻に浸っていた私は、波瑠さんのその言葉で
現実に引き戻された。
そんな私を見て、クスッと笑う波瑠さん。
波瑠さんはいつだって、余裕だ。
時々、それが堪らなく寂しく思う瞬間がある。
なんで波瑠さんは、私なんかを好きになってくれたんだろう。