海辺で恋するシンデレラ

料理を食べ終わると

私達は決まって、リビングでお茶をする。


彼は、ブラックコーヒー。

私は、いちごラテ。


「海桜、これ受け取って。」

差し出されたのは、1つの鍵。

「これって・・・」

「ここの部屋の合鍵。いつでも来て良いからね。」

優しく、私に鍵を握らせる。



それをギュッと胸のところで抱きしめた。

「嬉しい・・・ありがとう、波瑠さん。」

嬉しくって、涙目になりながら微笑む。


「ズルい・・・そんな、顔しないで。押し倒したくなっちゃうから。」

クスッと笑いながら、私を優しく抱きしめてくれた。


そして、チュッとリップ音と鳴らしてkissをした。

軽く触れるだけの、kissを繰り返し

いつしかそれは、深い大人のkissになる。

< 91 / 218 >

この作品をシェア

pagetop