純情彼氏

ゲーセンの一角の隅に押しやられたプリクラ機

幸い人が撮っていないから空いている


「お願い。駄目…かな?」

駄目なら諦めるけど…
出来れば撮りたいなぁと橘を見上げた


「いいよ」

橘は快く了解をしてあたしの手を握って歩き始めた


「………ありがと」

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