お姫様は王子様を演じてる



「おい、てめー!!
何勝手に入ってんだよっ」


「まぁ、僕の家でもありますから」



家の中はかなり広くて、吹き抜けの天井に、下の階は大きな一つの部屋になっていた。



きちんと整頓された室内は清潔感が漂っていて居心地は良さそう。



「広いですねー」



「うわっ、マジで帰らない気かよ…」



金髪も少し諦めつつあるらしく注意する声のトーンが大分落ち着いてきた。



ガリガリと頭をかいて面倒そうに口を開く。



「お前、本当に第四なの?」



「ええ、そうです」



私は鞄の中に手を入れて書類を取り出して見せた。



【上野 真琴 十七才
四月五日より第四寮に入寮すべし
クラスは特進とする】



金髪は、信じられないと言うように目を皿のようにしてじっと書類を見ている。



「マジかよ…しかも特進って澪と一緒じゃん」



…澪??



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