しあわせうさぎのおはなし

 目が覚めると、ぼくは元のごみ捨て場にいました。いつの間にか日が昇っていて、近所のおばさん方が次々と燃えるごみの指定ごみ袋を置いていきます。もうすぐぼくはぬいぐるみとしての一生を終えるのかと思うと、正直、少しだけ怖かったです。でも、きっとぼくは最後までくーちゃんのぬいぐるみとしてくーちゃんの役に立てた、そう思うと少しだけ気持ちが楽になりました。
 ごみ捨て場の前に、男の人の二人組が止まりました。何かを話した後、片方の男の人が大きな手でぼくをつかみました。
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