アンデロス星人
「どうしよう。あの森山少年の家は知らないし……」

 クップは頭をかかえていた。玄関のドアが開いた。

「あっ!」

 達也だった。

「ああっ!」

「昨日の変なおじさんだ!」

「ええ?」

「誰か、変なおじさんがいます。助けて!」

「ちょっと待ってよ」

 達也の呼びかけに周囲の家から人が出てきた。

「どうした?」

 と、お隣のおじさんが言った。
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