大好きな君へ
何か…殺風景だなぁ…。
机とベット、テレビがあるだけで他の小物などはあまり見当たらない。何冊か雑誌がおいてあるだけだ。

「何キョロキョロしてんの?(笑)」

「ぇ…。殺風景だな・・と思って。」

「まぁ。必要な物はあるからこれで十分。」

「へぇ~。それより、なんであの時助けてくれたの?」

「それ聞く?普通あんな光景見たら誰でも助けるでしょ。」

「じゃあ、なんでいたの?部活は?」

「さぼり」

普通にさぼりとか答えるか?ありえないな…。てかありえないのは自分?
今日会ったばかりの男の部屋に普通あがらないよ…ね。

「それより、池口の野郎。ありゃ、薬かなんかやってる目だったな…。」

やっぱ、そんな感じの目してたもんなァ…。
はぁ、嫌な事思い出しちゃったなぁ…。自分これから学校行けるかなぁ・・。









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