圭くんと私【短編】
「えぇー!うん、解った。仕方ないよね。じゃ気をつけてね」


旦那さんからの電話を切って時計を見ると、夕方の6時を少し回った所だった


鍋の支度を急ぐ


今日は幼馴染みの圭くんと奥さんがうちにくるんだ


時々ね、お互いの家を行き来して、一緒にご飯食べたり、お酒を飲んだり…


だけど、今日はうちの旦那さんはパスになっちゃった。出張先でトラブルがあって帰るのが明日になったんだ



ピンポーン



わっ!!来ちゃった
まだ用意出来てないよ~


玄関のドアを開けると何故か圭くんしかいなかった


「おう!」


「お、おう…ねえ、圭くん一人?」


「ああ、うちのやつさ、実家のお母さんがぎっくり腰になって、動けないからってさっき、実家に帰った。残念がってたぞ~っで俺はいつ中へ入れて貰えるの?」


「あ、ああ…そうだよね。入って」


圭くんは私にお土産って白ワインを渡すと


「お邪魔しまーす」


って慣れた様子で奥のリビングへと向かった



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