史上最悪最低男
「わたしに好きと
言ってくれないのは
千紘はその人が好き
なんでしょ!?!?」
は…………?
「オレはもう美柚のこと
なんか好きじゃねぇよっ!!
お前まであいつのこと
思い出させんじゃねぇ!!」
思わず僕は桃花をどなった。
桃花は肩をビクッと震わせて
「うっ……うぅ~」
泣いた。
僕が桃花にどなったのは
桃花とつき合ってから初めてのことだった。
そして桃花はカバンを持って部屋を出てった。