龍奇譚-彼の想い-





意識し始めると、それがやたら大きな音のように聞こえる。



静かだから余計に大きく聞こえるのかもしれない。





――――――………



そして、一言も話す事なく家に着いた。





横を見ると、水嶋 凌が肩を落としているのが分かる。



………一体、何なのよ……





そう思ったけれど、

気にしていても仕方がないので、

私は玄関へと向かって行った。





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