龍奇譚-彼の想い-

お出迎え






――――――………



「……ただいま…」

「…お、おじゃまします」


龍宮が玄関へ入って、少し遅れて俺も家の中に入った。





結局、帰り道は何も話す事なくここまで来てしまった……



俺の根性なし………





靴を脱ぎ、揃えていると……



――――タタタッ



――――ダダダッ



二種類の足音が聞こえてきた。





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