龍奇譚-彼の想い-





……………………



これまた、豪勢な……



見るとメインとなっているのは魚の煮付けのようだ。



醤油と砂糖の甘辛い匂いが部屋の中に充満している。





「……ただいま」

「あら、司。ちょうどね。

お帰りなさい。凌くんも」



美波さんが微笑んでいる。



俺は戸惑いながらも、


「ただいま……です…」


と呟いた。






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