龍奇譚-彼の想い-





俺が咄嗟に作った鎖が………



呆気なく散った。



―――……ははっ……





それよりも、今はつぅだ。



つぅは自由になった身で司の足にしがみ付き、まだ遊びたいと懇願している。





しかし、司の様子から、直ぐにでもつぅを元の紙に戻してしまいそうで。



俺は、それを止めたかった。





< 458 / 682 >

この作品をシェア

pagetop