龍奇譚-彼の想い-





ごめん……っ、司。



何故か、彼女に頼られていた気がして、頑張っていたのに。



少しでも、峰の気を俺に向けようと頑張っていたのに……!!!





それも峰が去って行ってしまった事で……



今、気付いた。



俺は司に頼って欲しかったんだ。



力のない俺ではないと、気付いて欲しくて。





その時、知った気が俺に近付いて来た。



この気は……!!!!!





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