【完】Rose.


「…ねぇ、すみれさん。俺はね、貴女を甘やかしたくてたまらない。愛しくて仕方ない。…貴女が秘書と決まった時から、顔が緩んで気持ちが悪いと、散々言われて来たんです。真中に。…今日もね?」


愛しいだなんて、…もう、言葉が出ない。


「…仕事と言えども、貴女が俺以外の男と話すのなんて堪えられない。…今まで男だらけの狼の中に一人でいたなんて、許せない。だけど、…こんなに時間をかけてしまった、自分が一番許せない」


ねぇ、私、もう胸がいっぱい。


こんなに熱い気持ちをぶつけられて、真っ直ぐな愛情を形にされるのは初めて。


「だから、私でよかった?なんて言わないでください。…ただ、貴女がよかったんです。貴女でなければ、俺はなにもいらない」


そんな殺し文句。簡単に言わないで。


「どれだけの想いをぶつけても、まだ足りない。貴女の心も、なにもかも。全てをこの胸に抱きたい。…どうすれば、想いを分かってくれますか?…必要とされている自信、愛されている自信、どうすれば、気付いてもらえますか?」


真剣な、想い。


熱烈な、愛情。


強すぎる、言葉。


こんな短期間で、私はこんなにも、貴方に引き寄せられた。


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