不良に口説かれて恋にオチました

希美side




「ごめん!!準備遅くなっちゃった!!」





HRが終わるとあたしは急いで冬哉がいる教室のドアまで走った。





「今日は何の練習する?」





「今日は…たまねぎのみじん切り!!毎回、涙が出てきて最後まで切れないんだ…。」






頑張らねば…!!





「ノゾミは顔を近づけすぎだから涙が出過ぎるんじゃない?」




そう言って冬哉は笑った。





「よく見て切らないと指切っちゃうんだもん!」





サクサクと切れると思って頑張った瞬間、このありさまだったし…。





あたしと冬哉はそんな話をしながら歩いてると冬哉が住むマンションに着いた。





「じゃあ、今日はうまくできたら昨日作ったお菓子あげるよ」





「やったー!!!」








この時、あたしが冬哉のマンションに入り込むのを時雨がみていたなんて気付きもしなかった────……












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