迷える狼 VS 迷える子羊
「えっと・・そうだ・・・そう言えば・・何ちゃんだっけ?

 俺まだ名前聞いてねぇよな?」

急に思い出したように問われた。

「あ・・木下・・忍・・・です。」

「忍ちゃんか~。可愛い名前だね。俺、本間 司。23歳。

この間はそんなこと聞く場合じゃなかったしね。

とりあえず、何かの縁だし。よろしくな。」

「あ・・はい。えっと17歳です。」

歳を言っていなかったと思って言ったら

「・・・忍ちゃんって天然って言われない?」

と笑われてしまった・・。

笑われているのに、笑顔素敵だな・・って思ってしまった。

本間さん・・かぁ・・・。

「・・・ちゃん・・・・忍ちゃん!?」

はっと気付いたらどうやら本間さんに見とれていたらしい。

恥ずかしい・・・。

思わず逃げ腰になった私に

「あのさ~、タオルのお礼にって言っちゃ~なんだけど

今度の休み遊園地なんて行かない?」

「へ?」

間抜けな返事を返した私に

「どう?」

素敵な笑顔でもう一度聞かれた・・。

クラクラして倒れそうになりながらも

「はい・・」

返事をした。

< 10 / 10 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

それぞれの想い~ラブレター~
takeru/著

総文字数/1,045

恋愛(純愛)2ページ

表紙を見る
一途過ぎたら大変!?
takeru/著

総文字数/14,205

恋愛(純愛)12ページ

表紙を見る
プロポーズ
takeru/著

総文字数/261

恋愛(純愛)1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop