佳人な先生
情報処理の授業は

初日の授業から

組み込まれていた。



昼からの5限6限と

2時間連続で

行われた。



慣れない校舎を歩いて

実習棟と呼ばれる建物に

移動した。



実習棟3階に行くように

指示され、教室に入ると

そこには1人1台で

割り当てられた

パソコンが並び

その横には先生の

パソコン画面が見えるように

モニターが設置されていた。




今まで見たこともない

教室の設備に少し

緊張しながらも

出席番号で割り振られた

席ついた。


そしてチャイムが鳴り

入り口とは逆の位置の

奥の扉から


瑞城先生が出てきた。



入学式より怖いオーラを

まとってるような気がした。



そして瑞城先生は

先生用の長くて広い

デスクの上に

情報処理の分厚めの

教科書を叩きつけた。



バーン!!!


みんな初めての授業で

そんなに騒がしくして

いたわけでもない。


みんなの顔には

緊張と恐怖心が

出ていた。




そうして

瑞城先生の

初めての授業が

始まった。
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