君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
だけど、怖くて。



もしこの身に命を宿していたとしても、病気を持つ私が産めるの?







バスに揺られながら私の不安だけが募っていく。



途中、顔色が悪くなったのか、目の前に座っていた大学生くらいの男の人が席に譲ってくれたけど、大丈夫ですと言って断った。


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