君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
「わかり、ません……」



「わからないって?」



「彼の意思も聞かなきゃ、わからない……」



「彼に全てを任せるってことかしら?」







素直に、頷けなかった。



みーくんに迷惑かけたくないし、反対するかもしれない。



それでも、いつ死ぬかわからない私が残せるのは、この子だけなのかもしれない。





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