君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
「みーくん、そんな言い方は……――」



「杏奈は黙ってろ。兄貴がそんなんじゃ、万里さんも空の上で安心できねぇだろ」







藪内先生を蔑むように見下すみーくんの目には、うっすらと涙が膜を張っていた。







「早く仕事しろよな。患者待ってんだろ」





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