君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
「杏奈は、可愛いよ」



【可愛くなんか……】







勢いよく振り向いたとき、バランスを崩てしまい、気がつくとみーくんの上に馬乗りになっている。







「――……っ!」







咄嗟に出た言葉、"ごめん"。



それはみーくんに届くことなく、冷たい空気の中に消えていく。







【ごめんね、みーくん】



「大丈夫だよ」







起き上がろうとするみーくんを、呆然と見つめていた。





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