君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
ただ、平凡に。



愛で溢れた家庭に生まれたかった。出来ることなら、兄ちゃんと母さんと。







「寒い……」







次第に、降り続いていた雨は雪へと変わっていった。







「雅!」







しばらくすると、聞き慣れた声が背後から聞こえ、俺の周りだけ雪が降っていなかった。







「兄ちゃ……」



「寒かっただろ!?これ着ろ!」




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