君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
「うん……」



「雅、もう帰ろう」







俺は兄ちゃんの冷え切った手に引かれ、母さんの待つ家へ帰った。










母さんは、俺が出て行っても追いかけなかった七尾さんを、珍しく責め、七尾さんはうちのお手伝いを辞めた。










そして月日は流れ、俺は中2になっていた。



私立の中学に入学し、少し大人になった俺は、親父の前で"いい息子"を演じるようになった。






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