君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
「お姉ちゃんのはあるのに、私のやつ……ないよ?」



「……ゆずっ――……」



「友達と……見せ合いっこ、しよーねって……そう言ったのに……ないじゃん……」







私の母子手帳が、柚葉の手から落ちた。



それと同時に、中から一枚のメモがヒラヒラと舞った。







魂が抜けたように目の輝きを失った柚葉は、メモを手に取った。



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