君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
リップをメイクポーチに仕舞い、私の耳元で囁いた。







「雅くんって、ベッドでもすごいよねー」







それだけを言い残し、私の前から姿を消したマナさんの甘い香水だけがその場に残っていた。







今、なんて言った……?





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