龍太郎一味のご無体な学園生活
やがてお湯が沸騰する。

高成の好みはキッカリ98℃の熱いブラックコーヒー。

彼の毒舌たっぷりの駄目出しにより、鞠子はその温度の見極めができるようになっていた。

しかし。

「熱っっっ!」

悲しいかな、もって生まれたドジっ子属性。

鞠子はケトルの取っ手の熱さに耐え切れず、床に落としてしまう。

熱湯がぶちまけられる職員室の床。

喜屋武か鞠子かというくらいに、この手の失敗は日常茶飯事なのだ。

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