龍太郎一味のご無体な学園生活
愛は基本的に、アルベルトが異世界の方に出張している時の事は詳しく知らない。

だから今は機嫌が悪い。

「今朝帰ってきた時からずっとこんな調子でさ…弱ったな…何か気に障ったかい?愛…」

困惑気味に頭を掻くアルベルト。

先日の縛るの縛らないので勘違いした事を、まだ怒っているのだろうか。

「あらん、わかってないわね学園長♪」

んふふっ、と笑うのはシルフィア。

「愛ちゃんは、自分の知らない所で学園長が危ない仕事をしているのが心配なのよん。学園長の強さを知っていながら、心配せずにはいられない乙女心…萌えるわぁ」

意味もなくクネクネ悶えるシルフィア。

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