龍太郎一味のご無体な学園生活
ほぼ零距離からの発射だったのだ。

一発たりとも外す筈がない。

間違いなく全て命中した。

が。

「…く…」

歯噛みするラルフ。

ダメージに苦悶するものの、銀はしっかりと己の足で立っていた。

尚且つラルフに暗黒物質を被弾させないよう、必死に魔力を押さえつけ、一時的に落ち着かせている。

「…大丈夫…次の試合までは…何とか押さえていられそうだ…」

「そうか…」

フッと笑うラルフ。

「助かる…もう銃は全て使ってしまってな…丸腰になってしまった所だ…」

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