龍太郎一味のご無体な学園生活
「じゃあ…もういいよな…」
天井を見上げたままの龍太郎の手が。
『!!』
ベッドの上にあった小夜の小さな手を握る。
「小夜…随分待たせたんで言い辛いんだけどよ…」
柄にもなく、龍太郎の顔が赤かった。
「俺と付き合ってくれねぇか…もう遅いか?」
『…………!』
普段から一切声を発しない、それでも表情だけで会話の出来る小夜。
そんな彼女が表情に浮かべたのは、これ以上ないほどに分かり易い『幸福』だった。
天井を見上げたままの龍太郎の手が。
『!!』
ベッドの上にあった小夜の小さな手を握る。
「小夜…随分待たせたんで言い辛いんだけどよ…」
柄にもなく、龍太郎の顔が赤かった。
「俺と付き合ってくれねぇか…もう遅いか?」
『…………!』
普段から一切声を発しない、それでも表情だけで会話の出来る小夜。
そんな彼女が表情に浮かべたのは、これ以上ないほどに分かり易い『幸福』だった。