龍太郎一味のご無体な学園生活
しかし数年ぶりに再会した龍太郎は、相変わらずの相変わらずだった。

ちっとも成長していないというか、そこが何だか嬉しいというか。

「とりあえず何か食わせてくれねぇかな、小夜。三日ほど食ってなくてよ」

「…その前にお風呂入って着替えた方がいいね。身なりも整えてさ」

苦笑いをしながら、小夜は龍太郎と共に天神学園の校舎の方へと歩き出す。

「仮にも職にありつきたいんでしょ?面接受けるのにその格好はねぇ…」

「ゲッ、面接あんのかっ?」

「当然だよぉ、秘書の愛さんに連絡とって、学園長先生に面接してもらわなきゃ…その後、学園の警備員にでも雇ってもらおうかな」

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