龍太郎一味のご無体な学園生活
「まぁそういう訳だから、アンタは今年も桐木先生と仲良く補習で年末年始を過ごしなさい」

ポンと龍太郎の肩を叩くアリスカ。

「いつまで経っても小夜ちんは龍太郎とお休み過ごせないねぇ」

姉としては弟を好いてくれる小夜を不憫に思うのか。

雛菊が同情する。

『わ、私は別に一緒に過ごせなくてもいいんですけど…っ…龍太郎君が気の毒で…』

「何せ天神学園に入学してから、一度も夏休みや冬休みをまともに過ごした事がないんだよねぇ、この12点」

プププ、と笑いながら言う遊里。

「12点ゆーなっっ!」

龍太郎、涙目でツッコむ。

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