龍太郎一味のご無体な学園生活
地味にいい雰囲気になっている龍太郎と小夜。

その傍らでは。

「雪菜さん…メリークリスマスです…」

小岩井が雪菜にクリスマスプレゼント。

いつも白い着物姿の彼女に合うように、淡い桜色の肩掛け。

「寒さ知らずの雪菜さんには…必要のないものかもしれませんが…」

「いえっ!いえっ!嬉しいです小岩井さん!」

喜んで即座に身につける雪菜。

実は肩掛けの糸一本一本に、小岩井の結界の力を念じておいた逸品だ。

何か良からぬ事が雪菜の身に迫った時、小岩井がいなくとも彼女を守ってくれるに違いない。

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