龍太郎一味のご無体な学園生活
夕闇迫り始めた廊下を、二人は肩を並べて歩く。

「今まで生徒会活動に全てを捧げていた分、こうして急に解放されると、何をしていいか分からなくなるものですね」

筱萠の隣で呟くアルフレド。

「……」

筱萠はそんな彼を見上げる。

ならば。

ならばこれまでずっと待っていた分、今度はわしに全てを捧げて…!

などと恥ずかしい台詞は脳内で幾らでも出てくるものの。

「あうっ、あ…あぅぅ…」

言葉にするのはなかなかに難しく。

代わりにオウジ殿が頭の上で、ゲコ、と鳴くばかり。

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