彼と夕日に恋をした。
突然、帰りの時間ドンピシャで振り始める雨。


よかった。天気予報を見ていて。


俺は、子供用の傘をバサリと乱暴に開き、雨の中歩きだす。


パッと見ると、あの子が、靴箱玄関で立ち尽くしていた。


さすが女の子。雨に濡れるのを嫌うと聞いていたが本当だったみたい。


俺の姉貴は女捨ててるから姉貴なんかアテになったためしはない。


まぁ、置いといて。


あの子は………いわゆる、好きな子。


結構前から好きだけど、話した事もないし、給食当番も何度同じにしようとしても、見事にハズレ。


ただ幸運なのは、今までずっとクラスが一緒の事か…。


時々あの子からの視線を感じる時もあるが、所詮気のせい。所詮自惚れ。


だから、ここらへんで、あの子の俺の好感度をあげときたい。


傘、渡して帰るか…??


だとしたら姉貴が煩い。


『んん!?あんた、どの子やぁ〜??』


姉貴の行動パターンは読めてる。


放って帰るのも、あの子が可哀相。


どうすれば…


そうだ。
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