純白の君へ


…聞こえてくれた?

やっぱり恥ずかしいよ…

これ以上は大きな声で呼べない!

けど彼はどんな小さな声でもききのがさなかった


彼は私が呼ぶとさらに腕の力を強くして

「空好きだよ!

もう絶対離さないから



そんな嬉しいことをいってくれる青に私も今だけは素直になろうかな………?

「わたしもだよ

青!




そんな私達はしばらくずっとハナミズキとアイリスに見守られながら
何かを確かめ合うように抱き締めあっていた。


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