純白の君へ

「…青ってよんで?


「………そんなのむりだよ…はずかしいよ」

今まで呼んだことないし、初めてだもん…


無理だよ

困っているわたしに気づいたのか
彼は子犬みたいな顔をこっちに向けて

「…空に呼んでほしいんだけどな?」

キュン

その顔は反則だよ…

可愛らしい彼に負けてしまった私は

「……
青っ…


と小さな声で呼んだ


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