野獣な執事とワンコお嬢様
そのままおとなしく寝て、次の日はいつものヒョウの目覚まし。
「朝でございます、お嬢様」
「チュー…したい…」
「起きないとムリヤリ顔を水の張った洗面台に突っ込ませていただきますが、よろしいですか?」
「怒ってるんでしょ…」
「いえ、ただ…」
「ただ?」
「お嬢様に必要とされてないような気分になったので」
「そんなことっ!!」
「放置することにしただけですよ」
放置…?
ニッコリ笑って恐ろしいことを言ったよね?
あたし、放置されるの!?
「キスは!?」
「もちろんしませんが?」
「一緒に寝るのも…?」
「お嬢様が使用人と同じベッドで眠るなんて、本当ならあり得ないことですからね。では、お目覚めになられたようなので失礼いたします」
ウソ…でしょ?
あたし、とんでもなくヒョウの機嫌を悪くした?
学校に行ったらどうなるのか…。
怒らせたままのオフヒョウは恐ろしくて想像したくないかも…。
「朝でございます、お嬢様」
「チュー…したい…」
「起きないとムリヤリ顔を水の張った洗面台に突っ込ませていただきますが、よろしいですか?」
「怒ってるんでしょ…」
「いえ、ただ…」
「ただ?」
「お嬢様に必要とされてないような気分になったので」
「そんなことっ!!」
「放置することにしただけですよ」
放置…?
ニッコリ笑って恐ろしいことを言ったよね?
あたし、放置されるの!?
「キスは!?」
「もちろんしませんが?」
「一緒に寝るのも…?」
「お嬢様が使用人と同じベッドで眠るなんて、本当ならあり得ないことですからね。では、お目覚めになられたようなので失礼いたします」
ウソ…でしょ?
あたし、とんでもなくヒョウの機嫌を悪くした?
学校に行ったらどうなるのか…。
怒らせたままのオフヒョウは恐ろしくて想像したくないかも…。