野獣な執事とワンコお嬢様
琴音が恋愛に興味持つとは意外だったな…。



このままじゃマズい。



どうしてやろう…。



悩み始めた次の日、事態は急変。



「じゃあ土曜日の午後1時ね~」

「はい」

「何したいか考えとくんだよ?」



琴音がイケメン先輩とデートの約束をしてる現場に遭遇。



マジかよ…。



「ちょっと来い」

「なにっ!?」

「いいから来い!!」



俺というものがありながら…。



随分フザケたことしてんじゃねぇか。



連れ込んだ保健室。



誰もいないようなので、カギをかけた。



「ギャッ!!」



琴音をベッドに放り、外から見られないようにカーテンを引く。



どう調理してくれよう…。



「お前はバカか」

「バカって?」

「デートできりゃあ誰でもいいのかよ」

「だって…ヒョウはあたしの気持ちなんか無視なんだもん…」

「あ?意味わかんねぇんだよ、昨日から」

「よくわからないけど…きゅ~んってなりたいじゃん!!」



は…?



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