キープアウト!
「店潰したくないから、嫌だね」

「え~。雇ってよ~。あの会社いたくないもん。亮二の顔嫌でも見ないといけない時あるんだよ~。つーか。もう一杯。ちょーらい」

「ダメだ。それにあまり酔わせないように言われてるんだよ」

「はっ?誰に?」

「亮二くん」

「ははは。嘘八百ってやつじゃん。そんなんでビール飲むのやめるわけないじゃない」

あたしがそう言った時。

店のドアが開いて、

「樹里!」
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