Dearest

14・絵に描いたような家庭

映画・ドラマ・ＣＭ・雑誌など多方面で活躍しているラヴ。


アキはラヴが出演している映画のDVDやラヴが載ってる雑誌は必ず買っている。



今日もアキは、新しく発売された雑誌を買いにきていた。



「あったあった。わっ…ラヴ表紙じゃん♪何か照れるなぁ」



アキは雑誌を手に取ると家では見せないような表情のラヴに見とれていた。


するとラヴの雑誌が置いてあるコーナーに女子高生がやって来た。




「ねぇ見て見て！ラヴが表紙の雑誌が出てるぅ!!超カッコいい」

「本当ラヴってカッコいいよね。演技も上手いし。私の彼氏も大ファンだよ」



女子高生達は雑誌をパラパラと捲り始めた。




「でもさ、ラヴって結婚してるんでしょ？しかも一般の日本人と。まだ21歳なのに愛妻家だって噂だよ。さすがだよね」


「マジ!?ちょっとショック〜。奥さんってどんな人なんだろ。やっぱり美人でスタイルもいい女優みたいな人なのかね」


「でしょ。じゃなきゃ釣り合わないよ！あのラヴだよ？一般人は一般人でも、そこらにいるような女だったら立場弁えろって言いたくなるし」




アキは女子高生達の話に胸を刺された。
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