Dearest
8・それぞれの行き先
いつもの風景に戻ったエンドロール家。
まるであの出来事が嘘だったかのように、今日も騒がしい家の中。
「えっ!?サミュエルのバンド、デビューするの?」
「はい、正式に決まりました。でも大学には通い続けます」
高校の頃からバンド活動を始めたサミュエルは、頭の良さと効率の良さを作詞・作曲で発揮していた。
そんなサミュエルのバンドは音楽会社と正式契約をしたとの事。
「そっかぁ。サミュエル頑張ってたもんね。あたしも嬉しいよ」
「ありがとうございます。…デビュー曲は母さんに捧ぐ唄を描きます」
「うん!楽しみにしてるよ」
アキとサミュエルが話していると、レオンが興奮しながら帰ってきた。
「聞いて!!聞いて―!!」
「聞くから落ち着いて、レオン」
アキはソッとレオンをソファに座らせる。
「あのね、あのね!俺、大学卒業したらJリーガーになるの!!今日サークルにスカウトしに来た!!」
「本当に!?やったじゃない」
「うん!もう死ぬほど嬉しい!!…いや、死んじゃダメだっ」
レオンはノリツッコミをしながら、そわそわしていた。
「サミュエルもレオンも将来の夢が叶ってよかったね。あたしも嬉しいよ」
アキは2人を見ながら微笑んだ。
「そういや、アシュリーの将来の夢って何だろう?」
「あー、ラヴみたいな俳優になりたいって言ってた気がする」
「えっ。それラヴ聞いたら泣いて喜ぶよ!!」
アキは何事にもやる気のないアシュリーの意外な夢に、感動していた。
まるであの出来事が嘘だったかのように、今日も騒がしい家の中。
「えっ!?サミュエルのバンド、デビューするの?」
「はい、正式に決まりました。でも大学には通い続けます」
高校の頃からバンド活動を始めたサミュエルは、頭の良さと効率の良さを作詞・作曲で発揮していた。
そんなサミュエルのバンドは音楽会社と正式契約をしたとの事。
「そっかぁ。サミュエル頑張ってたもんね。あたしも嬉しいよ」
「ありがとうございます。…デビュー曲は母さんに捧ぐ唄を描きます」
「うん!楽しみにしてるよ」
アキとサミュエルが話していると、レオンが興奮しながら帰ってきた。
「聞いて!!聞いて―!!」
「聞くから落ち着いて、レオン」
アキはソッとレオンをソファに座らせる。
「あのね、あのね!俺、大学卒業したらJリーガーになるの!!今日サークルにスカウトしに来た!!」
「本当に!?やったじゃない」
「うん!もう死ぬほど嬉しい!!…いや、死んじゃダメだっ」
レオンはノリツッコミをしながら、そわそわしていた。
「サミュエルもレオンも将来の夢が叶ってよかったね。あたしも嬉しいよ」
アキは2人を見ながら微笑んだ。
「そういや、アシュリーの将来の夢って何だろう?」
「あー、ラヴみたいな俳優になりたいって言ってた気がする」
「えっ。それラヴ聞いたら泣いて喜ぶよ!!」
アキは何事にもやる気のないアシュリーの意外な夢に、感動していた。